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明治時代にチベットに渡った僧のことを書いた児童書はあるか(第8号)



 県内図書館から,「書名は分からないけれど,児童書で,明治の初めのこ
ろ,日本の僧侶が中国からチベットに渡り,インドを経由して日本へ帰って
きたという実話を基にした本を探している」と,問合せがありました。
 「チベット」「僧」「明治時代」等をキーワードに探してみると,この僧
は河口慧海(かわぐちえかい)だと思われました。
 『夢を求めた人々 4 愛と宗教』に,河口慧海について「明治・大正時
代のお坊さんで,旅行家としても知られています。チベットにある古くから
の経文を日本に伝えようとして,ヒマラヤを越え,大変な苦労をして,チベ
ットに入り,経文を持ち帰りました。」とあり,本文の最後には「おおぜい
の追っ手が後を追いましたが,慧海はすでにインドの地をふんでいた。」と
あります。問合せの内容と一致しています。
 ほかに当館所蔵の児童書で,河口慧海について書いてある本4冊と,当館
には所蔵していないけれども,国際子ども図書館が運営している児童書総合
目録にあった河口慧海について書いてある児童書を紹介しました。
 その後,この図書館から,紹介した資料を借り受けたいとの申込みがあり,
貸出しをしました。最初に質問された方に,資料が届いたのだと思います。

(平成22年12月1日発行)