トップページ > レファレンス・サービス(調べる・相談する) > こんなレファレンスがありました(メールマガジンから) > 東京師範学校入学のための上京方法について(第24号)

東京師範学校入学のための上京方法について(第24号)



 「明治前期,東京師範学校に入学した学生が上京に使った交通手段を知り
たい」という御質問がありました。
 お尋ねのケースについての具体的な資料はありませんでしたが,同時期,
上京した人物の伝記を御紹介しました。
 明治16年,16歳で無断上京した早速整爾(若槻内閣大蔵大臣)は,「広島
の本川から船で宇品港へ,宇品港から大阪行の汽船へ乗って,憧憬の都東京
へ青雲の志を抱いて旅立」ちました。
 明治22年,19歳で東都遊学を志した川崎卓吉(広田内閣商工大臣)は,
「広島から船で神戸に出て,さらに横浜まで船で来た。そして横浜から汽車
に乗って新橋駅に着いた」そうです。
 東海道線の新橋・神戸間が全通したのが明治22年7月。山陽鉄道が開通し
たのが明治27年。広島神戸間は急行でほぼ9時間で結ばれました。鉄道が通
る以前は,陸路より海路を取ることが多かったようです。

参考URL:レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000104187

(平成24年4月1日発行)