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広島県出身の外交官・船越光之丞(ふなこしみつのじょう)(第51号)



 
 「広島県出身の外交官である船越光之丞について,最終職歴と辞めた年,
また山県有朋の娘を妻にしているのは本当か」という質問がありました。
 『広島県人名事典・附録 広島県先賢伝』によると,「明治十九年に,品
川弥二郎に連れられて独逸に遊び,(中略)帰朝し外交官となり各国に公使
として歴任し」たとあり,「大正5年退官」と書かれています。また「女房
に公爵山県有朋の娘を貰った」ことも書かれていました。
 次に『幕末明治海外渡航者総覧 第2巻 人物情報編』の船越光之丞の項
を見ましたが,この資料には探している情報がありませんでした。しかし,
出典・参考文献として『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』が挙がって
いたので,そちらを見ると,「妻は山県有朋の女」とあり,大正5年3月「
特命全権公使・メキシコ駐剳(未赴任)」「依願免本官」と書かれていまし
た。
 『日本外交史辞典』新版でも「(大正5)特命全権公使に任ぜられるがま
もなく退官。」とあります。
 最終職歴と辞めた年については,大正5年3月の『官報』の「叙任及び辞
令」で確認し,質問者に回答しました。
                           (調査情報課)

(平成26年7月1日発行)