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戦前のバス会社(第57号)




 「大正から昭和の戦前期頃に,エスエッチ自動車というバス会社があった
かどうかを確認したい。」との御相談がありました。
 バス会社ということなので,『広島県のバス事業:60年のあゆみ』を見る
と,大正期の営業区間一覧表の中に「エスエッチ自動車(株)」の名前があ
り,確かに会社が存在していたことが確認できます。また,当時の商工名鑑
を調べると,昭和10年刊の『広島県商工人名録』に「エスエッチ自動車株式
会社」の記載があります。営業所の所在地が広島市となっているので,『新
修広島市史』の索引を見ると「S.H.自動車株式会社」があります。本文
を確認すると「乗合自動車の郊外路線としての運行は前述の可部−横川間の
ものが明治期にはじめられたのについでは,S・H・自動車株式会社の大正
六年に開通の広島−浜田線が早い例である。」と書かれており,広島では長
距離路線バスの先駆けの会社であったことが分かりました。
 質問者の方にお伝えしたところ,「昔の会社の存在を確認することができ
て有難い」と言っていただきました。
                           (調査情報課)

(平成27年1月1日発行)